BIOGRAPHY

藤原 葵

1994 愛知県生まれ

絵画史の伝統的な意匠表現と大胆なデフォルメ技法を巧みに組み合わせ、アニメ、漫画、ゲームから着想を得た鮮烈なエフェクト(特に爆発や光の描写)を取り入れた独創的な作品を生み出している。作品は、「爆発」「光」「感情」「崩壊」というテーマを通じて多彩に展開され、それぞれの主題を通して独自のアプローチを試みている

私はイギリスのブライトン大学に留学していた時、現地の先生に「何故君は日本人なのに西洋人みたいな絵を描いているんだ」と言われ、衝撃を受けた。以降自分が何をきっかけに絵を描くようになったのか、何に刺激を受けて育ったのかを再考し、それからアニメや漫画、ゲームに登場するエフェクトを描くことをはじめた。

「爆発」は家族の震災経験に触発されたもので、予測不可能な瞬間や日常の崩壊を表現している。「光」は子供時代の未来への期待に基づき、光と影の対比を通じて、現在の光が投げかける影や失われつつあるものに焦点を当て、希望や祈りの輝きを描き出している。

さらに、「感情」と「崩壊」は世界的なパンデミック、戦争、経済の崩壊に触発され、現代社会の状況を鮮やかに表現している。私は目に見えない内面や感覚をエフェクトを通じて具体化し、視覚芸術の新たな次元を切り拓いている。

個展

  1. 2024

    「閃光」gallery N(愛知県)

  2. 2020

    「FINDING FIREFLIES」gallery N (東京都)

  3. 2017

    「FORM」三菱一号館美術館

  4. 2017

    「日々爆発」gallery N (愛知県)

  5. 2021

    「NEW HORIZONS」マボロシ島(あつまれどうぶつの森)

  6. 2019

    「ちからこそパワー!」gallery N (愛知県)

グループ展

  1. 2019

    「あいちトリエンナーレ 2019」愛知県美術館(愛知県)

  2. 2021

    「分からなかった昨日の翌日」豊田市美術館ギャラリー (愛知県)

  3. 2019

    「アートアワードトーキョー丸の内 2019」行幸地下ギャラリー(東京都) 

  4. 2019

    「アートアワードトーキョー丸の内 2017」行幸地下ギャラリー(東京都) 

賞歴

  1. 2018

    「第一回 ぎふ美術展」自由部門 入選

  2. 2017

    「アートアワードトーキョー丸の内 2017」a.a.t.m 2017 三菱地所賞
    「Dアートビエンナーレ」準優秀賞
    「第44回名古屋芸術大学卒業制作展」名古屋芸術大学学長賞、University of Brighton students awards

PDF Download